支払いへの抵抗感を減らす方法

盗らないための工夫

クレプトマニアには、財布からお金が減ることに強い恐怖心や抵抗感を持つために万引きをしてしまうという人がいます。ここではきちんとお金を払って商品を購入するために、支払いへの抵抗感、お金が減ることへの恐怖心を減らす支払い方法について考えていきます。

お金が減ることが怖いという「枯渇恐怖」

クレプトマニアが持つことの多い感情の一つに「枯渇恐怖」があります。食べ物や生活用品などの物質的なもの、さらに自分自身の人間的な価値や評価などがなくなったり減ったりすることに異常なほど恐怖を覚える状態です。 残っている量に関係なく、今あるものが減ってしまうことに恐怖を覚えます。 どんなにたくさんあっても、「減る」ということが怖いのです。そのため、いくら手元にお金があってもお金が減ることに対する恐怖感はなくなりません。

お金が減ることの恐怖心から、お金を減らさずにものを得たいと思うようになり万引きにつながってしまいます。お金を支払ってものを買うことに強い抵抗感・罪悪感を覚え、「お金が減るのが怖いから万引きをする」という状況に陥るのです。

お金を使うことに抵抗感・罪悪感を減らす考え方

お金を使うことに対する抵抗感・罪悪感を軽減する方法として、発想の転換、つまり考え方を変えることが有効な場合があります。わたしは盗らない生活が送れるようになっても相変わらずケチで、お金を使うことに抵抗感を抱いてしまいがちです。そこで「お金を使うことで、経済を回している!」と考えるようにしてみました。こうすると善い行いをしている感覚になり、お金を使うことの抵抗感が軽減したように思います。また、買い物に使うお金を「治療費」だと考えるとよいという仲間の話もありました。買い物は自分のお財布から出す練習であり、レジで払うお金はクレプトマニアの「治療費」だと考えると、必要経費として納得して払えるようになるのではないかというものです。

視覚的お金が減らない支払い方法が有効

支払う方法によっても、お金を使うことへの抵抗感を減らすことができる場合があります。現金での支払いは視覚的にお金が減るため「枯渇恐怖」や支払いへの抵抗感が強まりやすい方法と言えます。お金を減らしたくないという思いが病的なレベルになり、万引きという行動につながってしまうことは避けなくてはなりません。そのため、視覚的に量が減らない「キャッシュレス決済」の利用が有効だと思います。

そこで、様々なキャッシュレス決済の方法をご紹介します。

クレジットカード

クレジットカードは後払いで買い物の支払いができるカードです。毎月の上限金額が設定でき、それ以上の買い物はできません。ただし、この上限金額は口座残高を上回る場合もあるため、知らないうちにマイナスになってしまうという可能性もあります。

お店に行かないためにネットショッピングを利用するという場合、クレジットカード払いなら手数料なしですぐに注文を完了できるためとても便利です。

プリペイドカード

プリペイドカードは事前にカードにお金をチャージすることで、その範囲内でクレジットカードと同じように利用できるカードです。事前にチャージした金額以上利用することはできないため、使いすぎてしまう心配がありません。また、紛失しても残額以上の買い物はできないため、なくした時のリスクも少ないと言えます。事前のチャージは「コンビニで現金チャージ」、「ATMからチャージ」、「ネットでチャージ」などがあります。方法によってはお店に行ったり、現金を減らす必要があります。

プリペイドカードはクレジットカードと同じ機能を持つのでネットショッピングにも利用できます。お店に行かないようにするためにネットショッピングを利用したいが、クレジットカードだと使いすぎが不安という方には便利なカードです。

デビットカード

デビットカードとは銀行から発行される決済用のカードで、カードで支払いしたと同時に口座から利用金額が引き落される仕組みです。チャージの必要はないため、現金が減る様子を目にすることはありません。口座残高以上の買い物はできず、マイナスになるまで使ってしまうという心配がありません。クレジットカードよりも利用できる店舗が少ないというデメリットがあります。

電子マネー・スマホ決済

電子マネーとは、「電子化されたお金」のことで専用のカードやスマホアプリにチャージして使います。チャージは「店舗で現金チャージ」、「ATMからチャージ」、「ネットでチャージ」などがあります。方法によってはお店に行ったり、現金を減らさなくてはいけないことになります。

チャージが必要という点でプリペイドカードに似ていますが、電子マネーの方が支払いが簡単に行うことができます。「カードやスマホを端末にタッチする」、「スマホ画面のバーコードやQRコードをレジに読み取らせる」、「スマホでQRコードを読み取らせる」などの方法があります。店舗によって支払いの方法は決まっているので自分で選ぶことはできません。「スマホでQRコードを読み取らせる」方法だと、自分で支払金額をスマホに入力する必要があるので、良くも悪くも支払いの金額を意識しやすいです。

多くの電子マネーでポイントサービスを行っていて、貯まったポイントは買い物や支払いに利用できるので、利用すればするほど得をすると言えます。 スマホ決済はお店に寄ってポイントが違ったり、ポイントキャンペーンが行われていることも多いです。店舗やキャンペーンに応じて複数のスマホ決済を使い分けることでよりお得にポイントを貯めることができます。

お得な買い物方法を楽しむ!

クレジットカードや電子マネーは利用に応じてポイントがたまる制度があることが多く、利用することでお得な買い物をすることができます。期間限定のキャンペーンが行われていることもあり、現金払いよりお得なことも多いです。買い物などによってポイントを貯めたり、貯めたポイントを活用したりすることをポイ活といいますが、ちゃんと買うことでご褒美がもらえるという、盗らずにちゃんと買うことの楽しみを大きくしてくれる頼もしい制度です。これを活用しない手はありません。

キャッシュレス決済で「枯渇恐怖」を軽減し、さらにお得な買い物を楽しめるようになれば、「盗らない生活」・「きちんと買い物をする生活」を続けるための大きな進歩と言えるのではないでしょうか?

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「枯渇恐怖」については、こちらの項目でも説明しています。