店長さんの温かい対応

2020年9月28日

よく利用するスーパーに行くと、店長さんに挨拶をしています。店長さんへの挨拶を続けることでとてもうれしい経験をしたので、ご紹介します。

いつも行くお店は万引きをしていたお店

家の近くによく利用するスーパーがあります。

そのお店はわたしが万引きで最初に捕まったお店でもあります。捕まった後、そのお店に行くときは基本的に母と2人で行き、一人ではいかないようにしていました。しかし、そのような状況でも母の目を盗んで万引きし、再び保安員に捕まりました。その時は母と一緒だったので警察には連絡がいきませんでしたが、2回も捕まったことで店長さんにはばっちり顔と名前を覚えられてしまいました。

盗らない生活を送れるようになって挨拶に行った

2回も捕まり、お店には大きなご迷惑をおかけしましたが、出入り禁止にはなりませんでした。入院前、毎日のように万引きをする生活をしていた頃も、母と一緒にそのお店を利用することで、そのお店で万引きすることはありませんでした。

わたしは3か月の入院治療を経て盗らない生活を送れるようになりました。退院後は再びそのお店を利用するようになったので、母と一緒にお店に行ったときに店長さんにお話をさせていただきました。多くのご迷惑をおかけしたことをお詫びし、入院治療を経て盗らない生活を送れるようになったことを報告しました。そして、今後もこのお店を利用させてほしいこと、お店に行った時には万引きを抑止するために挨拶をさせてほしいことをお願いをしました。すると店長さんは笑顔で「どうぞどうぞ。いつでも来てください。」と温かいことばをかけてくださったのです。

それ以来、お店に行って店長さんを見かけたらこちらから挨拶をするようにしています。お客さんから挨拶されることは少ないようで、最初の頃は挨拶をすると「あっ、こんにちは!いらっしゃいませ」とちょっと慌てたような対応でしたが、今ではそんなことはありません。

ちょっとしたことだけど、本当にうれしかった

そのお店には母と2人で行くことが多いのですが、先日一人で買い物に行くことがありました。小さめのヒップバッグを肩にかけ、両手を塞ぐためにカートを押しながらゆっくりと買い物をしていました。そして、店長さんを見かけたのでいつものように挨拶をしました。

すると店長さんは笑顔で「こんにちは、いらっしゃいませ。」と挨拶を返してくださいました。そして続けて「お元気そうですね。とても顔色がいいですよ!」と言ってくださったんです。ちょっとしたことばですが、本当にうれしかったです。お店に取り返しのつかないご迷惑をおかけしたのに、依存症ということを理解してくださり、こちらの状況を気にかけてくださっているんですよね。本当に、涙が出るほどうれしかったです。

これからもこのお店を利用して店長さんや店員さんに挨拶をすること、ちゃんと商品を買うことを続けていきます。


こちらは加害者、お店は被害者です。すべてのお店でこのような温かい対応をしてくれるわけではありません。むしろ、「もう来てくれるな!」と出入り禁止になってもおかしくないと思っています。それでも中には、今回のお店のように理解を示してくださることもあるのです。こうやって応援してくださる人たちに、盗らない日々を積み重ねることで恩返しをしていかなければと強く感じました。

日々の経験を、万引きの抑止力となるように捉えていければいいなと思っています。

店員さんへの挨拶の効果について、書いてみました↓