買い物の時の服装は? 万引きをしないための工夫

盗らないための工夫

万引きをしないための対策、抑止力を高める服装などについて考えていきたいと思います。

目立つ格好をして買い物に行く

万引きをしないためには、万引きをするときと逆の発想をするのが良いと思います。

万引きをするときには、どうすれば見つからないかを考えます。つまり、どうすれば目立たないかということです。そうなれば地味目の色使い格好をします。わたし自身、万引きをする生活をしているときには目立たない格好をしようと思っていました。なるべく目立たないように、紺や茶色、グレーなどの色を選び、特徴のない格好をしようとしていました。

ここでは逆の発想をしましょう。万引きをしないためには目立つ格好をするのが良いと思います。明るめの色使いの格好は目立ちます。特徴的な帽子をかぶるのもいいと思います。これによって店内をうろうろしていれば、店員や警備員は「あれ、あの人ずっとうろうろしてるな」などと気づく可能性が高まることが考えられます。万引きしたところを目撃されたら、目立つ格好をしているので捕まりやすいはずです。

目立つ格好をする一番の目的は万引きをした時に捕まえてもらうことではありません。「目立つ格好をしているんだから、万引きしたら捕まるんだ。だから万引きしてはダメだ」と自分の気持ちを引き締め抑止力を高めるためです。

コートはジャストサイズで!

気温が低くなると、コートやジャケットを着ます。ポケットもあり、盗んだものを隠しやすいので盗りたいという誘惑が強くなりがちです。

コートやジャケットなどの上着はなるべくタイトなデザインのものが良いと思います。ポケットもないものがいいですよね。だぶだぶのデザインでポケットがあれば、その中に盗ったものを入れても目立ちにくいですから盗りたい誘惑が強くなりやすいです。着るべきものはその逆、タイトなデザインのジャストサイズ・ポケットなしが理想です。

そして、袖が長かったり、袖口が広がっているものも避けるべきものの一つ。袖口にすっと入れて、隠そうとしてしまうからです。夏場は半袖になるから、万引きリスクが低くなるという仲間の話も聞いたことがあります。
長袖の時でも、袖口を閉じておくなど細部にも注意を払いましょう。

盗りたい気持ちに駆られても、「今日のジャケットは、ポケットがないんだから盗れないぞ」とか、「ポケット膨らんで怪しまれるから我慢しなきゃ」と、盗らない方向に誘導できるとよいと思います。

手に目立つものをつける

お店で商品に手を伸ばしていることを意識するために、手に目立つものをつけているという仲間がいました。腕時計やブレスレット、指輪、目立つネイルでもよいと思います。

一つ一つの商品に手を伸ばしていることを意識し、きちんとかごに入れてレジに行きます。当たり前の動作をきちんと行うために、手を目立たせて「商品に手を伸ばしている」ということを目で確認しながら動作を行うといいとのことでした。また「家族からもらったブレスレット」、「盗らない日を続けられたご褒美に買った指輪」など、身に着けているものに意味を持たせるとさらに抑止効果が高まるのではないでしょうか。

バッグは小さく できれば両手をあけて

買い物時の持ち物ですが、なるべく少ない方がいいと思います。今はキャッシュレス決済の方法がいくらでもあるので、スマホのみでバッグはなしというのもありです。

バッグ対策としてよく言われるのが、透明の中が見えるバッグを使用すること。店員さんが休憩に行く際などにも使ってますよね。わたしが入院していた病院では「クレプトバッグ」と言われていて、クレプトマニア治療で入院する人は全員使っていました。これなら盗った商品を中に入れても丸見えになってしまうので、万引き防止につながります。そして、大きめの余裕があるバッグはよくないです。盗ったものを入れることができてしまいます。なるべく小さく、追加でモノを入れる余裕がないバッグが良いと思います。

でも、手にバッグを持っていると透明だろうと何だろうと入れたくなってしまう気がします。それに盗っていた時を思い出すと、手に持った荷物でうまく商品を隠しながら袋に入れたりしていました。そのため今はなるべく両手を空けるようにしています。

買い物の時は財布とエコバッグが入るくらいのヒップバッグを背中側にかけています。この位置にかけておけば、すぐには手に届かないのでよいです。

こんなのを背中に背負ってます

荷物が多い時にはデイバッグを使用。既に違うお店で買い物をした場合など手に荷物を持っていることもありますが、なるべく両手を空けることを心がけています。

盗っていたころのわたしは、大きなトートバッグを使っていました。口が開いた大きなトートバッグをわきに抱えていました。これはダメですね。このトートバッグは今はクローゼットに眠っています。

盗りやすい状況とは逆のことをやりましょう!

エコバッグに要注意!

レジ袋の有料化に伴い、エコバッグの利用が推奨されています。

実は、レジ袋による環境問題が問題化され、政府がエコバッグ推奨運動を始めた当初は、お店側は乗り気ではなかったという経緯があります。理由は防犯上の理由、つまり万引きが増える可能性があるからです。

エコバックはトートバッグのような口を開いているデザインが多いです。エコバッグを持つことで、「盗れそう→盗りたい」という発想にならないように注意が必要です。「チャック付きのバッグをエコバックにする」、「エコバッグを手に持つ必要があるときは手持ち部分を結んで、口が開いた状態にしない」、「大きめのデイバッグを背負っていき、買ったものも背負う」など、ものを簡単には入れられない状況を作る工夫をする必要があると思います。

現金をあちこちに入れて持ち、支払い方法を確保する

わたしは普段、スマホ決済・電子マネー・クレジットカードの支払いが多く現金はほとんど使わないのですが、スマホケース・財布・キーケースに現金を入れています。今は多くのお店で現金を使わずに買い物ができますが、中には現金しか使えないお店もあります。また、普段はスマホ決済や電子マネーが使えても、通信障害やレジの故障などで現金しか使えなくなることも考えられます。そして、うっかり財布を持たずに店内に入ってしまうこともあります。このような「現金しか使えないのに、現金の持ち合わせがない」という場面は結構危険です。「支払いができない、でも欲しい。盗っちゃおうかな…」などという発想に陥りやすいからです。このような状況にならないようにするための対策が、この「現金をあちこちに入れて持つ」方法です。

特に通信障害やレジの故障などで現金しか使えない場合、「自分は悪くない、だから盗ってもいいだろう」などという発想になりがちなので要注意です。やはり現金が一番確実な支払い方法だと思います。どんな場面でもちゃんと買う、支払いができるように準備しておくことも万引き予防につながると思います。

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