回復に向けた Q and A
このホームページはクレプトマニアからの回復に役立つサイトを目指し、回復に向けての取り組みや考え方などを掲載しています。こちらではクレプトマニアからの回復に向けた掲載内容を質問形式でご紹介します。ここに書かれていることの多くは運営者の主観ですので、参考程度にお読みいただけると幸いです。
投稿内容は随時更新しています。同じ内容でも繰り返し読んだり、タイミングを変えて読むと受け止め方が変わることが多くあります。繰り返しお読みいただき、回復への一助にしていただけたらとてもうれしいです。
買い物での工夫
買い物に行く前の注意点があれば教えてください。
盗りたい気持ちが強くなる状況を把握しておくと、欲求をコントロールしやすいです。また、依存行為への欲求が強まるHALTの状況は避けたほうが良いと考えられています。
ー「盗りたくなる状況を把握する」
「買い物前にアメをなめる HALTを避ける工夫」
盗らないための店内行動のポイントはありますか?
店内での注意点はこちらにまとめています。また、店内を歩く時だけではなくレジを通り、すべての商品の支払いを行うところまでをイメージすることが大事だと思います。
ー「買い物時の店内での注意点」
「ちゃんと買うイメージを持つ」
お金を支払うときの、お金が減る感覚が怖いです。
お金が減ることに強い恐怖を感じる人には、支払い方法を工夫することをおすすめします。
ー「支払いへの抵抗感を減らす方法」
お店に行くとどうしても買い込みたくなってしまうのですが…。
「あるものリスト」を作り、ものがあることの安心感を持ちながら買い物するとよいと思います。
ー「あるものリストで枯渇恐怖に打ち勝つ」
少しでも多くの抑止力を身につけたいです!
クレプトマニアの仲間たちからの工夫やアイディアはこちらでご紹介しています。
ー「盗らないための工夫 ~仲間たちのアイディア~」
「店員さんに挨拶をして顔を覚えてもらう」
買い物に行くこと自体が不安です。
お店に入ると盗りたくなってしまうのならば、お店に行かないのが一番です。
ー「お店に行かない工夫」
窃盗行為に依存しない生活に向けて
万引きをやめたいと思えないことに悩んでいます。
万引きを続けていると得をしていると感じますが、それは違います。手放したほうがずっと楽です。
ー「盗らない日々を送れるようになってよかった」
「なぜ「万引きを止めたい」と思えなかったのか?2つの勘違い」
「行動が変われば心が変わる」
本当に依存症なのでしょうか?
「わかっちゃいるけどやめられない」状態になっている場合、依存症の可能性が高いです。依存症だと認めることが、回復への第一歩と考えられます。
ー「依存症は「否認の病」、2つの否認を克服する」
「依存症は「否認の病」 社会的偏見が否認の病を助長する」
「依存症とは、人に依存できない病気」
万引きを悪いことと思えなくて悩んでいます。
万引きを繰り返してしまう背景には、やはり罪悪感の低さがあると思います。
ー「「罪悪感の低さ」と向き合う」
やめようと決意したのに盗りたい気持ちが消えません。
盗りたい気持ちはすぐに消えないことも多いですが、盗りたくなっても盗らなければいいのだと思います。
ー「盗りたくなっても盗らなければいい」
「捕まらなければやめられない 捕まるだけではやめられない」
なぜ正直になることが必要なのですか?
依存行為のメカニズムから、回復には正直に話すことがとても大切だと考えられています。
-「依存行為のメカニズム こころの内圧を下げる」
「負の感情を外に出すことの大切さ」
「ことばにして外に出し、俯瞰してみる」
クレプトマニアだと話せる人がいないのですが…
心の問題は外に出すだけでも軽くなります。話す相手がいなければ、書き出すだけでも有効です。
ー「中にため込まず、正直に話せる場を」
どこまで正直に話すべきなのでしょうか?
過去の過ちを正直に話すことを「棚おろし」と言い、依存症の回復に大切なことと考えられています。回復し続けるためには、ため込まずに外に出すことが大切です。
ー「正直に話すことで得られたこと」
「「盗った時の気持ち」を分析してみる」
「ことばにして外に出し、俯瞰してみる」
「自助グループでの3つの経験」
「正直になることで得られることはたくさんある」
いろいろと対策を立てているのですが、なかなか効果が出ません。
取り組みの効果はすぐには表れにくいですが、根気強く取り組むことが必要です。根気強く取り組んでいれば、効果が実感できるタイミングが来るはずです。
ー「早めに対策を!そして、続けることが重要」
「効果が出ないときの考え方」
どのくらい抑止力をつけたら大丈夫ですか?
クレプトマニアという依存症に完治はなく、もう大丈夫ということはありません。少しでも多くの抑止力を身に着けることが大切だと考えます。
ー「多くの抑止力を身に着けることの意味」
回復に向けて、どんなことがきっかけになったか知りたいです。
わたしが盗らない生活を送れるようになったうえでの要因は、大きく3つあります。また、勘違いに気が付いたことも大きいです。
ー「万引きを手放せた3つの大きな要因」
「なぜ、「万引きをやめたい」と思えなかったのか?」
一時的には盗らなくなるのですが、長続きしません。
窃盗行為をガマンするだけでは、限界が来ます。なぜ盗ってしまうのか、原因を分析することはとても大切です。また、内発的動機づけは持続性が高いと言われており、盗らない生活を続けていくために大きな力になります。
ー「捕まらなければやめられない 捕まるだけではやめられない」
「「盗った時の気持ち」を分析してみる」
「内発的動機づけが得られると強い!」
「自分なりの「盗らない生活」を探してみる」
「スリップの前兆に気が付けるようになる」
どのくらい盗らない生活を送れれば大丈夫なのでしょうか?
クレプトマニアは依存症、完治はしない病気です。これだけ盗らない生活を送れていれば大丈夫、というものはありません。同じ悩みを持つ仲間とのつながりを持ち続け、クレプトマニアであることを忘れないことが大切です。
ー「同じ悩みを持つ仲間とつながり続けるべし!」
「利き手を交えるイメージ」
自己肯定感を高めたいのですが、何かいい方法はありますか?
まずは自分をほめることを意識するとよいと思います。また、依存症である自分を受け入れられることで変わることもあると感じています。
ー「基準を変えて、自分をほめる」
「依存症は「否認の病」、2つの否認を克服する」
自助グループって有効ですか?
依存症の回復には自助グループが有効と言われ、仲間とのつながりがとても有効とされています。わたしも自助グループでつながった仲間には多くの力をもらっています。
ー「クレプトマニアの自助グループ」
「ミーティング(自助グループ)の効果 ~仲間たちの声~」
「コロナウイルスの影響 仲間とのつながりの大切さ」
「映画「PRISON CIRCLE」 仲間の大切さ・罪の意識を考える」
自助グループに行けないのですが、何かいい方法はありますか?
今はオンラインの自助グループもあり、参加しやすくなっています。それ以外に仲間とつながる方法として、SNSを活用した方法をお勧めしています。また、クレプトマニアの自助グループは少ないので依存症全体に間口を広げるとよいと思います。
ー「依存症オンラインルームと連携し「room K」を開設!」
「SNSを活用して仲間とつながる ほんとにおススメです!」
「依存症と認識し、間口を広げる」
この先ずっとガマンをすると思うと、気が遠くなります。
万引きを手放すのには覚悟が必要ですが、ずっとガマンするというわけではありません。また、盗らない一日を積み重ねるという考え方が有効です。
ー「回復にはやっぱり覚悟が必要」
「日数を数えて、盗らない一日の積み重ねを実感する」
「盗るも盗らぬも苦しい、ならば減らせる苦しみを」
「自分なりの盗らない生活を探してみる」
盗らない生活に物足りなさを感じてしまいます。
万引きを手放すことで物足りなさや虚しさを感じることは、心理的なメカニズムが影響しています。また、依存行為として行っていた万引きをやめることで見えてくる課題もあります。
ー「万引きを手放したことによる喪失感」
「万引きに逃げていたことを再認識」
「「万引きに代わるものはない」ことを受け入れる」
摂食障害もあるのですが、両方手放すべきでしょうか?
いろんな考え方がありますが、わたしの体験はこちらでご紹介しています。
ー「万引きはしていませんが、摂食障害は続いています」
普通の金銭感覚がわからなくなってしまいました。
家計簿をつけることで、金銭感覚を身に着ける方法もあります。また、自分のためにお金を使えるようになることもとても大切だと思います。
ー「家計簿はつける?つけない?」
「回復のためにお金を使う」
「ちゃんと買うイメージを持つ」
捕まるとどうなるのかを考えると不安です。
捕まるとどうなるかを知り、その不安感を利用して抑止力を高められるとよいと思います。
ー「犯罪であることを抑止力に利用する」
クレプトマニアに関する情報が少なく、困っています。
依存症の一つと考え間口を広げることで、有益な情報が多く得られるようになります。
ー「依存症であると認識し、間口を広げる」
クレプトマニアに関連する書籍はこちらでご紹介しています。
ー カテゴリー「書籍情報」
友人に打ち明けようか迷っています。
無理に打ち明ける必要はないと思いますが、わたしは理解してもらえると思えた友人には積極的に打ち明けています。
ー「クレプトマニアだと友人に打ち明けてみた」
クレプトマニアの体験談が知りたいです。
個人の体験談や、仲間たちの声を集めたものはこちらです。
ー カテゴリー 「クレプトマニア体験談」・「仲間たちの声」
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クレプトマニアに関連する知識はこちらでご紹介しています。
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